宇宙スタートアップのiSpace(アイスペース)が、東京証券取引所への新規株式公開(IPO)が承認されました。これは国内初の宇宙開発の新興企業によるIPOであり、4月12日にグロース市場に上場する予定です。時価総額は約190億円になる見込みで、未上場時の評価額から8割も下がることになります。iSpaceは今後、宇宙産業での事業展開をさらに加速させるため、IPOによる資金調達を行うことになりました。
ispaceのコンセプトは『地球と月が一つのエコシステムになる世界を目指す』
iSpaceは、民間宇宙企業であり、月面探査やロケット技術、宇宙開発などの分野で注目を集めています。
この記事では、iSpaceの設立経緯や取り組み、最新の事業展開、そして将来的な商業宇宙産業における可能性について解説します。
初心者でもわかる『ispace』について
iSpaceの概要
iSpace(アイスペース)は、日本の宇宙スタートアップ企業で、東京都中央区に本社を置いています。以下にiSpaceの概要をまとめます。
- 設立年:2010年
- SEO:袴田 武史
- 事業内容:商業用ロケットの開発、月面探査に関する研究・開発
- 主要製品/サービス:
- 商業用ロケット「Hyperbola-1」の開発・製造
- 月面着陸船「Hakuto-R」の開発・製造
- 月面探査に関する技術開発
- 宇宙関連のコンサルティングサービス
- 資本金:13.4億円(2020年12月末時点)
- 従業員数:約150名(2020年12月末時点)
- 主要取引先:JAXA(宇宙航空研究開発機構)、中国の国有企業等
iSpaceは、中国と日本を拠点とする、国際的なチームによって構成されています。商業用ロケットの開発や月面探査に関する技術開発に力を入れており、今後も宇宙ビジネスの拡大を目指して事業展開を進めています。
約5年で時価総額は190億!
ispaceのマイルストーン
- マイルストーンとは:プロジェクトを完遂するために重要な中間目標地点のことを指します。
2023年3月現在、success5まで完了してます。
ispaceの事業内容
宇宙資源を活用し、地球と月をひとつのエコシステムとする持続的な世界の構築に向けた、
・宇宙コンテンツによる企業マーケティング支援
・月面データの調査支援および販売
・月周回および月面への高頻度輸送サービス
・月周回および月面へのペイロード開発支援
・宇宙資源開発に向けたR&D
ispaceはNASAやJAXAと違って月と地球間の運送など民間企業としての役割を持っています。
ispaceの事業展開
iSpaceは、ロケット技術の開発や月探査計画などを中心に事業展開しています。以下に詳細を説明します。
- ロケット技術の発展 iSpaceは、商業用ロケットの開発を進めています。2021年1月、iSpaceの商業用ロケット「Hyperbola-1」が初めて打ち上げに成功しました。この打ち上げは、中国の民間企業としては初めての商業打ち上げとなりました。今後も、商業用ロケットの開発を進め、宇宙ビジネスの拡大を目指しています。
- 月探査計画への参加 iSpaceは、中国の月探査計画にも参加しています。2020年には、中国が行った月面サンプルリターンミッションに自社開発の着陸船を搭載した探査機を送り込み、月面への着陸に成功しました。これにより、iSpaceは中国政府の宇宙開発計画に協力する民間企業としての地位を確立しました。
- 商業宇宙産業の展開 iSpaceは、将来的に商業宇宙産業に進出することを目指しています。既に商業用ロケットの開発に成功しており、これを活用して、将来的には人工衛星の打ち上げや宇宙観光などの事業を展開する予定です。特に、宇宙観光市場に注目し、将来的には宇宙旅行を提供することも視野に入れています。
iSpaceは、宇宙産業における日本の民間企業として、急速に成長しています。今後も、ロケット技術の発展や月探査計画への参加、商業宇宙産業の展開など、積極的な事業展開が期待されています。
ispceの将来性
- 商業用ロケットの需要増加に伴い、市場拡大が期待される iSpaceは、商業用ロケット「Hyperbola-1」を開発しており、2022年に初めての打ち上げを成功しました。今後、小型人工衛星の需要が増える中で、小型ロケットの需要が増加すると予想されており、iSpaceの市場拡大に繋がると期待されます。
- 月面探査市場の成長に貢献する iSpaceは、月面探査船「Hakuto-R」の開発を進めております。今後、月面探査に対する需要が高まることが予想されており、iSpaceが市場成長に貢献することが期待されます。
- 宇宙関連のビジネス拡大に伴い、需要が高まる可能性がある 現在、宇宙関連のビジネスは急速に拡大しており、iSpaceの技術が活用される可能性があります。例えば、宇宙観光や宇宙鉱業など、宇宙ビジネスの拡大が期待されており、iSpaceがその中心的な役割を果たすことができると期待されます。
以上のように、iSpaceは商業用ロケットの需要拡大や月面探査市場の成長、そして宇宙関連のビジネス拡大に伴い、今後も市場拡大が期待されます。
まとめ
ここでは、日本の宇宙スタートアップ企業であるiSpaceの概要や将来性について解説しました。
iSpaceは、商業用ロケットの開発や月面探査計画に取り組むことで、宇宙ビジネスに注力しています。現在、小型ロケットの需要が増える中で、iSpaceが市場拡大に貢献することが期待されています。また、iSpaceの月面探査計画も注目を集めており、今後、月面探査に対する需要が高まることが予想されます。
さらに、宇宙関連のビジネスが拡大していることもあり、iSpaceが今後、宇宙ビジネスの拡大に貢献することが期待されます。
iSpaceは、日本の宇宙産業の発展に大きく貢献することが期待される注目企業です。今後の動向に注目が集まります。